Mexico City 1968

メキシコシティは海抜2,300mに位置しているため、第19回オリンピック競技大会の開催都市として選定されるにあたり、物議を醸しました。しかし高地は陸上の短距離、幅跳び、投擲種目、重量挙げなどといった瞬間的に爆発的な力を要する種目に利点があることが確認された為、多くの世界新記録をもたらしました。一方で、酸素不足により持久力を要する種目には不利に作用しました。

ユーモラスかつコミカルな作品で有名なセルジオ・アラゴネス(Sergio Aragonés)にとって、メキシコシティの高地はこの上ないテーマでした。雲の上まで跳ね上がり、鳥を見つめる棒高跳びの選手や、酸素ボンベを背負って走る選手を描くなど、高地オリンピック大会の特徴を面白おかしく描きました。招き猫の顔も痛快に描き、彼本の素質と驚くべき才能を見せてくれました。