London 1948



第二次世界大戦のためにオリンピック大会が二大会連続で中止となった後、ロンドンにおいて1908年に続き二回目となる第14回オリンピック競技大会が開催されました。当時のイギリスは、食糧の配給制が続いていたほど経済的に厳しい状況であったにも関わらずその状況に果敢に挑み、暗黒の時代に打ち勝ち、真の勝利を実現させました。ミャンマー、セイロン、レバノン、プエルトリコ、シリア、ベネズエラを含む多くの国が初出場するとともにイギリスのテレビが初めてのオリンピック大会中継を行い、視聴者が自宅でオリンピック大会を楽しむことができました。テレビ中継はオリンピック大会の熱狂がイギリス全土を伝わる効果的な新しい媒体の誕生でした。

デイブ・ギボンズ(David Chester Gibbons)は、自宅のテレビで快適にオリンピック大会を楽しんでいるイギリス家庭のノスタルジックな瞬間を捉えました。彼は、ロンドン1948オリンピック競技大会の翌年に生まれましたが、家族と一緒にテレビの前に座ってオリンピック大会を観戦した自分の幼少時代を思い出しながら作品を描きました。